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2016年5月15日 (日)

私の読書論80-読書について―我流の読書

 ―第175号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年5月15日号(No.175)-160515-
「私の読書論80-読書について―我流の読書」

本誌では、老後における読書の習慣の身に付け方を、谷沢永一さんの著作『人間通』を参考に書いてみました。

「老後」と書きましたが、老後に限りません。
若くても中年でも、もちろん一緒です。
年齢は関係ありません。

でもそもそもなんで読書にこだわるのか、と疑問を抱かれるかもしれませんね。

読書というのは、学習の一方法です。

学習には、
(イ)人について人から教えてもらう方法 
と、
(ロ)一人で学ぶ方法 
があります。

一人で学ぶ方法の最たるものが本から学ぶ――読書という方法です。

一人で学ぶ方法の良いところは、
(A)場所を選ばずどこでも、時間を気にせずいつでも、自分の好きな時好きなところで学べるということ
(B)自分のペースで、自分のレベルで学べること
です。

「一人でできるもん!」

人に頼らずできる、ということは非常に便利なことです。
独力で切り開けるということは、上限がない、果てがない、ということです。
まわりの条件に左右されない、ということです。

読書のいいところは、
今現在の一流の先生はもちろん、過去の偉大な先生からも学べるということです。

もちろん、なかにはあれっと思わせる先生もいらっしゃいますけれど。
これはリアルであれ、本であれ一緒ですよね。

読書は学習だけではありません。
娯楽にも有効です。

ただ、人間というものは、自然と学ぶものです。
娯楽のつもりが何かを発見することもあります。

また、学習が娯楽になることもあります。
知らないことを知る喜び、等です。

その辺の広がりと深さが読書にはあると思うのです。
結局は、受け取り手の感受性であったり、知識や教養であったり、経験であったりが、差を生みます。

そんな読書をあなたも自分のものにして欲しいですね。
身に付けて損はない技術であり習慣ですから。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*本誌で参照した本:
能戸清司『知的「生きがい」の発見』産業能率大学出版部 1979/01

谷沢永一『人間通』新潮文庫 2002/5

2016年4月30日 (土)

古代中国思想編(6)詩経を読む(前編)

 ―第174号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年4月30日号(No.174)-160430-
「古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(6)詩経を読む(前編)」

本誌では、『詩経』を取り上げました。

『詩経』は、前回の『書経』と違い、一般向けの概説書・入門書がいくつかあり、とりあえずそれを読むだけでも一ヵ月はあっという間で、今回は概要をなでるだけといったところです。
(えっ、いつもそうだろうって。まあ、それは言わない約束で……。)

白川静さんの本はなかなか興味深いものがありました。
『万葉集』と『詩経』を比較するという点に大いに感心しました。

改めて、内容にふれる回を作ろうかと思います。
来月もう一回ガンバって見ようと思いますので、よろしく!

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*本誌で参照した本:
白川静/訳注『詩経国風』平凡社・東洋文庫518 1990/5

白川静/訳注『詩経雅頌1』平凡社・東洋文庫 1998/6

白川静/訳注『詩経雅頌2』平凡社・東洋文庫 1998/7

白川静『詩経 中国の古代歌謡』中公文庫BIBLIO 2002.11.25

目加田誠/訳『詩経・楚辞』平凡社〈中国古典文学大系・15〉1969

目加田誠『新釈 詩経』岩波新書・青版 1954

小南一郎『詩経 歌の原始』岩波書店〈書物誕生 あたらしい古典入門〉2012/12/20

(◎:原典邦訳 ○:概説書)

2016年4月15日 (金)

私の読書論79おススメ古典50選候補1[海外古代フィクション系F]

 ―第173号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年4月15日号(No.173)-160415-
「私の読書論79-〈「私のおススメ古典○○選」の試み〉3
-おススメ古典50選候補その1≪海外・古代・フィクション系F≫」

本誌では、私のおススメ古典50選の候補を紹介する第一回目です。

とうとう始めてしまいましたね。
正直、私程度の読書家がこういう大それたことをしてもよいのか、迷いもあります。

まあ、どうせ遊びですから、ね。
固いこと言わずに行きましょう。

第一回は「海外の古代編」として、神話を取り上げることにしました。
まずはギリシア神話から。

私の好みから言うと、もうなんと言ってもホメロス『イリアス』が一番です。

神々の物語よりも英雄の物語、人間としての英雄たちの運命との戦いに興味があります。

それからギリシア悲劇ですね。
どれをとってもいいのです。
これもホメロス同様、人間の生き方を描くものが心に残ります。

ギリシア悲劇は演劇(仮面劇)の台本ですので、そういう面から理解するべきなのでしょうけれど、今の我々から見れば、やはりどうしても読む物語になってしまいます。

ホメロスにしても、原典は韻文の詩ですが、私が読んだのは翻訳ですので散文です。
その辺の違いを頭の隅に入れて置くのも大事だと思います。

古代の文学といいますと、やはり韻文の詩形式のものが多く、古文を現代語訳にするにしても、海外のものなら翻訳になるわけですが、翻訳文にしろ、散文にならざるを得ないのです。
そういう原典からのずれをどこかで意識しておく方がいいのかなあ、と感じます。

ストーリーの面白さ(と台詞)ばかりに気がいってしまうのですが、私には楽しめないにしろ、形式美・様式美というものもあるのですから。
その辺を忘れてはいけないのでしょう。

 ・・・

詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

*本誌で参照した本:
『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』白川静/著 中公文庫BIBLIO 1980.9.10
―中国文学の原点『詩経』と『楚辞』の古代歌謡を『記紀万葉』と対比して考察する。文学の原点である神話が、中国では『書経』に人間の歴史として書き変えられ定着していると解説する。

≪海外・古代フィクション系F≫【ギリシア神話】編
『イリアス』[上下] 松平千秋/訳 岩波文庫 1992.9

『オデュッセイア』[上下] 松平千秋/訳 岩波文庫 1994.9

『ギリシア悲劇 I アイスキュロス』高津春繁[ほか]/訳 ちくま文庫 1985.12
―縛られたプロメテウス  ペルシア人  アガメムノン  供養する女たち 慈みの女神たち  テーバイ攻めの七将  救いを求める女たち の7編を収録。解説/高津春繁。

『ギリシア悲劇 II ソポクレス』松平千秋ほか/訳 ちくま文庫 1986.1
―現存の7編収録。アイアス トラキスの女たち アンティゴネ エレクトラ オイディプス王 ピロクテテス コロノスのオイディプス

『ギリシア悲劇 III エウリピデス(上)』ちくま文庫 1986.3
―アルケスティス メディア ヘラクレスの子供たち ヒッポリュトス アンドロマケ ヘカベ 救いを求める女たち ヘラクレス イオン トロイアの女 全10編収録 解説(松平千秋)。 

『ギリシア悲劇 IV エウリピデス(下)』ちくま文庫 1986.5
―エレクトラ タウリケのイピゲネイア ヘレネ フェニキアの女たち オレステス バッコスの信女 アウリスのイピゲネイア レソス キュクロプス(完全な形で現存する唯一のサテュロス劇) 全9編収録。

2016年3月31日 (木)

古代中国思想編(5)書経を読む

 ―第172号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2016(平成28)年3月31日号(No.172)-160331-
「古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(5)書経を読む」

本誌では、四書五経の第二弾、『書経』を取り上げています。

『書経』は、現在では多分ほとんどの人が読んだことのない書物かもしれません。
私も名前のみ知っているだけで、こういう機会でもなければ、触れることのない書物でした。

今回読んでみて、現代の中国を知る意味でも政治的・思想的に重要な書物ではないか、という気がします。
こういう歴史の伝統の上に現在の中国政府もあるのではないでしょうか。

王とその臣下や一般人民との在り方として、天命や民のための明徳慎罰の政治といった理想の世界が描かれています。
後年、これらが支配者の基準となったというのもうなずけます。

中国の神話を人間の歴史に組み込んでいる虞夏書の部分などに神話の原型を探るといった試みも興味深いものがあります。

神話は、それぞれの国や民族の文学の原点でもあり、これを知ることは民族の文化や思想を知る上でも大きな手がかりになります。
そういう面でも一読の価値のあるものだと言えるでしょう。

と言いつつ、実はおよそ二か月近くかかりながら、A5版二段組みの全集本でわずか370ページが読み切れませんでした。
残り40ページほどを残した時点でこれを書いています。

古典の読み方として私が推奨しているのは、(1)現代語訳でも翻訳でもいいから、まずは原典となるものを一度読んで、自分なりの何かを手にしてから、(2)注釈書や解説書を読み、(3)もう一度全篇を読んでみる、という方法です。

そういいながらも今回は、本文だけなら総計で150~60ページぐらいなのに、各篇の後に注が付いていることもあり、そのまま読み進めました。
思いのほか苦戦し――本を持っているだけでも一キロあり重いというせいもありますが――、漢字が難しいという理由も大きく、時間内に読み切れませんでした。

注には、翻訳上の解釈に関する部分も多く、この辺は素人は読み流してもよかったのですが、本文解釈上の注もあり、一気に読んでしまうことにしたのが失敗でした。

まあ、その辺は自分で判断し、読み込むようにして欲しいものです。

ただ『書経』の場合、一般向けの初歩的な解説書・注釈書といったものがほとんどなく、色んな本を探しながらで、ちょっと勉強しにくい面があります。
その辺は学者の先生方にこれからガンバって欲しいものです。

出版界も、金儲け中心の当面の人気に媚びる偏ったやり方をやめて、もっと実質的で普遍的価値のあるもの、百年千年単位の命脈を保つ書物を出して欲しいものです。

初版だけでおしまいになるような、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式のものでなく、少なくとも十年二十年単位で売れ続けるものを目指してください。

まずは出版点数を絞ることでしょう。
少数精鋭で、勝負を!

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詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』


*本誌で参照した本:
赤塚忠訳『書経・易経(抄)』(平凡社〈中国古典文学大系・1〉昭和47(1972).6.20)

竹内照夫『四書五経入門 中国思想の形成と展開』(平凡社ライブラリー320 2000.1.24)

野間文史『五経入門 中国古典の世界』(研文出版・研文選書119 2014.3.20)

『中国哲学を学ぶ人のために』本田済/編(世界思想社 1975.1.20)

白川静『中国の古代文学(一)神話から楚辞へ』(中公文庫BIBLIO 1980.9.10)